4歳児の30%、6歳児では10%がおねしょをすると言われています

よくある質問:おねしょについて

オーストラリアの正看護師で助産師のキャスリーン・フェイ氏がお答えします。

昼間はきちんとおトイレでできるのに、おねしょが続いています。問題でしょうか?

昼間はきちんとおトイレでできるのに、おねしょが続いています。問題でしょうか?

4-15歳児のおねしょの割合

4歳児の30%がおねしょを経験しますが、6歳になると10%まで減少します。4-6歳の間におねしょの割合は急激に減りますが、その後はゆっくりと減少し、11歳では全体の5%または20人に1人の割合になります。したがって、多くのお子さんは何もしなくてもおねしょをしなくなるのです。しかしながら、おねしょは恥ずかしい思いをしたり、集団生活での問題を引き起こします。ですから、もし6歳を超えてもおねしょをしている場合、お子さんのやる気に沿うよう、穏やかで肯定的な態度でなんらかの方法で手助けをしてあげましょう。まれに神経の問題があったり、時には膀胱感染が理由になる場合があります。これらが疑われる時には、医師に相談してください。

6歳以上のおねしょの原因とは?


主な理由は遺伝的なものと考えられています。例えばおねしょをするお子さんの75%は両親や兄弟におねしょの経験者がいると言われています。実のところ、おねしょの原因となる遺伝子がみつかっているのです。
 
おねしょをしないお子さんとするお子さんを比べると、おねしょをするお子さんには以下の傾向があります。

  1. 膀胱の容量が小さい
  2. ぐっすり眠るので、膀胱がいっぱいでも目覚めない
  3. 夜間により多くの尿を生成する (尿が薄い).
  4. 便秘がちである

おねしょについて、子どもはどう感じているか?

お子さんがどう感じているかを話さなくても、おねしょを好む子どもなんていません。以下はおねしょについて子どもがよく言及することです。
 

「自分にすごく腹が立つ。」
「赤ちゃんみたい。」
「ともだちの家に泊まれない。」
「うちに泊まりに来てって言えない。」
「修学旅行/林間学校に行けない。」
「おねしょしないようにお祈りしてから寝るんだ。」
 

おねしょをする子どもにどう言えばよいでしょう?

  1. あなたのせいではないし、じきにしなくなるものだと伝えてあげましょう。
  2. 上のグラフを使って、おねしょの頻度について話しましょう。例:「あなたのクラスの30人のうち2人がおねしょをするらしいから、あなただけじゃないわよ。」
  3. ご両親の経験を、おねしょの卒業年齢を交えて話しましょう。
  4. 日中にコップ6杯のお水またはなんらかの水分をお子さんが摂るよう勧めましょう。
  5. お子さんが「念のため今行っておこう。」とトイレに行くのはやめさせましょう。膀胱の容量を小さくしてしまいます。
  6. 日中(家にいて、必要ならいつでもトイレに行ける状態の時に)お子さんがトイレに行くのを可能な範囲で遅らせましょう。これによって、膀胱を大きくし、容量を増やすことができます。くれぐれも、無理のない範囲で行ってください。
  7. お子さんが慌ててトイレに行くのをやめさせ、本当に必要な時に落ち着いて行けるように促しましょう。
  8. お子さんがトイレに行く時は、十分な時間をかけさせましょう。そうすることで、膀胱を完全に空にさせることができます。
  9. どこかへお泊まりに行く際には、お子さんの許可をとった上で、宿泊先の大人の方が手を貸してくれるようにお願いしましょう。

おねしょを治すために親が出来ることは?

  1. お子さんと一緒に、おねしょ卒業までのプランを立てましょう。(責めたり管理しようとすることは避け、一緒に頑張るようにしましょう。)
  2. おねしょ卒業へのはっきりとしたゴールをもちましょう。一晩中おしっこしないというゴールもあるでしょうし、夜間に尿がいっぱいに溜まった時点で起きてトイレに行くのでも良いでしょう。
  3. 炭酸やカフェイン入りの飲料は午後4時以降には飲まないように忠告しましょう。ただし、水分を制限することは、無意味かつ、お子さんに管理されている印象を与えてしまうため、避けましょう。
  4. 果物・お野菜・全粒粉パンやシリアル(コニー・ジャパンでは、納豆・海藻などの水溶性食物繊維入り食品もお勧めします)などを多く摂ることで、便秘をさせないようにしましょう。
  5. 夜間照明の利用により、お子さんが夜間に気軽で安全に一人でトイレにいけるようにしましょう。
  6. トイレに行かせるために夜間にお子さんを強制的に起こすのはやめましょう。膀胱の容量を小さくするばかりか、おねしょ卒業を自然にするのを遅らせることになります。
  7. 使い捨ての紙オムツやトレーニングパンツを使うことは、おしっこをしても濡れている感覚がなく、おねしょを長引かせる原因になるので避けましょう。
  8. 2枚以上のコニー・キッズ・ベッドパッドを用意し、お子さんの寝室のお子さんが手の届くところにおきましょう。(お子さんがおねしょをしたら、自分で気がついて自然に起きることが大切です。そうすることで、おねしょと膀胱がいっぱいになったことの関連性を学習できるのです。)
  9. もしお子さんが毎晩おねしょをするわけではないなら、シールやごほうびを使ったトレーニング表(コニー・キッズ・ベッドパッドの付属品)などを使うことで、お子さんのやる気につなげましょう。(毎晩おねしょをするお子さんの場合は、トレーニング表の使用は避けましょう。お子さん自身にはどうにもできないことですし、シールやごほうびをもらえないことで、かえってお子さんの感情を傷つけることになってしまいます。)
  10. お子さんにパジャマの上とびったり体に合うパンツで寝かせてあげましょう。そうすることで、容易に自分でパンツを取り替えることができます。もしお子さんが男の子の場合、掛け布団が濡れるのを避けるため、パンツの中でおちんちんが下向きになるようにさせましょう。
  11. お子さんに自分でコニー・ベッドパッドと濡れたパンツを取り替えさせるように励ましましょう。
  12. おねしょをしたら、幼稚園や保育園に行く前にシャワーで流すなどして、おしっこの匂いでいじめられたり、恥ずかしい思いをしないようにさせてあげましょう。
  13. 根気強く、楽観的に行いましょう。

おねしゃの医学的治療法?

もしお子さんの健康に不安があったり、なんらかの問題がないかどうか確認をしたいと感じたり、お子さんが6歳以上の場合は、医師に相談するのが良いかもしれません。お医者さんは医学的状態を明らかにしたり、夜間の尿濃度を高めることで尿の量を減らすお薬を処方してくださるかもしれません。
 

References

 Royal Children’s Hospital (2010) Bedwetting Fact Sheet. Available at; www.rch.org.au/kidsinfo/. Accessed 20/11/2011